イベント報告

2021年3月18日

小安重夫先生最終講義@理研

大学院、ポスドク、研究員、独立、現在とずっとご指導くださった小安重夫先生が慶應義塾大学を退職されるにあたり、最終講義を行いました。COVID-19の影響で、理研からのハイブリット開催となりましたがオンラインのおかげでたくさんの方にご参加いただき、素晴らしい会となりました。慶應小安研を支え続けた松田先生の司会で、学部長の天谷先生のご挨拶から始まり、小安先生の「感染症免疫研究に魅せられて」た題した講義、同窓生代表として樗木先生のご挨拶という構成で小安先生の歴史に触れることができました。パーティーこそできなかったものの、慶應小安研が始まった1995年のシャトーラトゥールを同窓会からの記念品としてお渡しすることができました。今後小安先生は理化学研究所のラボで研究を続けられるとのことなので、今後の研究のご発展も楽しみです!(茂呂)

2021年3月10日

ラボ立ち上げ完了 @阪大

2年前にラボを作り始めて以来、本村さんとラボが完成したら最後にワインセラーを買おうと話していたがついにその日が訪れた。実験室も居室もほぼ理想通りの仕上がりになり、落ち着いて研究できる環境が整った。研究者にはワイン好きが多いように思うが、私はもともとワインが嫌いだった。なんだか気取った感じが鼻につくのと、フランス語やイタリア語の銘柄を覚えられないからだ。銘柄だけでも覚えられないのに、産地やら格やら作り手やら年やら品種やら覚えることが多すぎる。直感で生きる私のメモリは256Mb。覚えられるわけがない。その点、日本酒は素晴らしい。馴染みやすい銘柄もスッと記憶に残る。ウィスキーもそれほど銘柄が多くないのでお気に入りを覚えやすく好きだ。ところがある日、人々がワインに魅了されるわけがわかった。家族でクリスマスの日に飲んだ90年代のオーパスワンが衝撃的なおいしさだったからだ。飲み終わってなお名残惜しく、コルクを鼻に突っ込んでおきたいほどの衝撃的だった。以来、いろいろとワインを飲むようになったが、メモリは衰えるばかりのため何を飲んだかは覚えないことにした。

ワインは当たり外れが大きいので、ざっくりと好きな品種と産地だけ覚えることにした。カリフォルニアのカベルネソーヴィニヨン、オーストラリアのシラー、このあたりが好きらしい。失敗も少なくコスパも良い。ワイン好きはピノに行き着くという人も多いが、私独自の見解は大酒飲みはピノに行き着くと思う。カベルネソーヴィニヨンやシラーはたくさん飲めるほど軽くないからだ。

到着したてのセラーにはパーティーができない時節柄、自分で飲む用のデイリーワインが放り込まれることになった。ラボを閉じる日に飲むために、理研にラボを持った2015年と阪大にラボをもった2019年の良いワインをそのうち買おうと思う。(茂呂)

 

2021年2月26日

5年次基礎配属最終発表会@阪大

基礎配属で来てくれた5年次の高橋君。1月から2か月間、一緒に研究してくれました。基礎配属期間最終日である本日、この2か月間の研究成果を発表してくれました。実験のじの字も知らなかったのに、素晴らしい成果に皆がびっくり。普通に、研究結果についてのディスカッションが始まりました笑 高橋君はまるで一研究者のように質問に答えていたところはさすがでした。少しでも研究の楽しさに触れてもらえたみたいでよかったです。本当にお疲れ様でした。(本村)

2021年2月16日

関西人風になってきました@阪大

関西と関東ではいろいろな文化の違いがあり、関東の端で育った私には関西の文化は新鮮に映る。関西の良いところはなんと言っても「人」。なんでも隠さず言ってくれるのでオブラートが苦手な私にはありがたく、フレンドリーで優しい人が多いのも素晴らしい。家賃がやたら安いことや、たこ焼きがびっくりするほど美味しいことも素晴らしい。唯一、許せないことはエスカレーターで立つ位置が逆と言うこと。横浜-大阪を毎週行き来する私には、もはやどちらがどちらか分からず後ろから来た人に肩をあてられることもしばしば。どちらでも良いから国内で統一してほしいものだ・・・。ちょっと戸惑うことは、知らない人に話しかけられることが多いこと。エレベーターで知らないおじさんに「今日は寒いねぇ」と言われたりするとかなり戸惑ってしまう。また、やたらご飯の量が多いこと、定食にミニとは言えないうどんがついてくることなど、サービス精神が旺盛すぎて困ってしまうこともある。

それでも好きで乗り込んだ大坂、なんとか馴染もうと関西弁を話してみようとするが、関東人のなんちゃって関西弁は大阪人にはかなり耳障りらしく、イントネーションがちゃうわっ!と怒られてしまう。なんやかんやでだいぶラボメンバーも増えてきたが、いまだ大阪人は1人しかおらず関西弁を学ぶ機会も少ない。

ところが!ついに私にも自然に関西弁が出る瞬間が!!関東では電話でフレンドリーなやりとりをしているときの語尾は、「ありがとうございま~す」や「しつれいしま~す」となる。しかしながら!ついに!!私の語尾が自然に「ありがとうございます~」「しつれいします~」と、ウニョウニョの位置が変ったのです!「まぁ~す」ではなく「ますぅ~」と。これはかなりでかした気分。(茂呂)

2020年12月29日

いろいろあった2020年@理研

全世界の人にいろいろあった2020年が終わろうとしている。年末になるたび思い出す言葉がある。研究を始めたばかりの大学院1年生の時に石川教授に言われた言葉だ。その日は12月28日で年末の挨拶をするために教授室に向かった。今年の御礼を言いかけた私に教授が目を丸くして「何を言ってるの?あなたが元旦の日に世界は大晦日ですよ」と一言。「へっ?」どういう意味??と一瞬意味が分からなかったが、すぐに理解できた。つまり、正月だから休んでいいと思っているかもしれないが、世界のどこかは正月ではなく人々が働いているはずだ。ということである。もう少し要約すると、世界に勝つためには働き続けろということになる。

ひぇ~。今だったらパワハラと言われてしまう言葉だが、妙に納得した覚えがある。以降、私の仕事納めは12月30日になった。出来が悪い分、土曜日と年末に仕事をする。1年に換算すると52+2日多く研究に向き合うことになる。10年で540日、在職期間40年を考えると2160日、およそ6年分多く時間を作れる。はたしてそれが意味のあることなのか、仕事を辞めるときにもう一度考えてみよう。

そういう意図かどうか分からないが、年の瀬に実験している人達がいたのでパシャリ。ああ・・・老眼が・・・。小安先生、チューブのフタがあいていませんよ~(茂呂)

2020年12月24日

Pei-Chiさんが外国人特別研究員、畑井君が学振(DC2)に採択されました@阪大

特任研究員のPei-Chiさんが外国人特別研究員に、博士課程の畑井君が学振(DC2)に採択されました。コロナ禍で暗いニュースの中とてもうれしい出来事が2つも飛び込んできました。二人とも本当におめでとう!!クリスマスケーキで二人のお祝い。ラボから二人へ阪大グッズのプレゼント、とっても気に入ってくれたみたい笑。二人に負けずに、頭脳グミ食べて来年は僕も頑張るぞ!(文責:本村)

2020年12月22日

理研ー阪大合同オンライン忘年会

今年は極めてunusualな1年でした。中国の奥地でひっそりと小さな動物にとりつき生きていたウイルスが高度に洗練されたグローバル社会の弱点を物の見事につき、世界の有り様を一変させました。

このようなパンデミックによって生活や仕事、コミュニケーションのあり方が変わることが自分が生きている間にあるとは夢にも思っていませんでした。でも大丈夫。生物は大きな負荷がかかったときこそ大進化を遂げるのです。来年は我々の能力、努力がさらに試される1年になるでしょう。イノベーションを起こすサイエンスの発展を目指し祝杯を挙げました。皆様よいお年をお迎えください。(文責:小林)

2020年12月14日

初めてのお弁当@阪大

感動で涙が止まりません。

人生で初めて学生が私のためにお弁当を作ってきてくれました。博士課程1年の原さんは妻も子もいるお父さん。男性も女性も家庭と学業・仕事を両立させるのは大変です。私は常々、男女ともに社会で活躍できるようにするには、まずは家事を男女が半分ずつやることがとても大事だと思うのですが、ついについについに!!原さんができる男の証明として手作りのお弁当を作ってくれたのです!アスパラの肉巻を豚コマでなく豚バラを使うべきだったとか、小松菜の和え物の酢の加減が心配とか、奥様やお母様がどれだけ大変な思いをしていつもご飯を作ってくれているかが分かったという話を聞き、涙でしょっぱいお弁当になりました。ごちそうさまでした!!(茂呂)

 

2020年11月19日

3年次基礎配属最終発表会@阪大

大阪大学では3年生(関西では3年次というらしい)の時に3ヶ月、5年生の時に2ヶ月の研究期間がある。今年は乾さんと阿部君の2名が一緒に研究してくれた。限られた時間でしたが、毎日朝から夜遅くまで実験しまくりの日々を過ごしてくれて、最終日に行われた発表会では、3ヶ月で仕上げたとは思えないたくさんの成果を発表してくれました。予想以上の成果にZoomで参加していた理研メンバーも驚き!!本当にお疲れ様でした。(茂呂)

2020年11月15日

縄跳び@理研 & 筋トレ@阪大

理研では縄跳びが流行っている。久保田隊長の一声で実験中以外の人は駐車場へ連行される。

阪大では筋トレが流行っている。原隊長が教授室周辺をうろつき始めたらもう逃れられない。

教授室が筋トレルームとして使われているラボはうちくらいだろう・・・。そしてなぜか1キロ太った・・・(茂呂)